三井化学、太陽石油=ケミカルリサイクル製品供給拡大で協業へ
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三井化学と太陽石油は30日、サーキュラーエコノミーの実現に向けた協業の検討を開始したと発表した。廃プラスチックを原料とする廃プラ分解油を最大限活用し、ケミカルリサイクル製品の供給拡大を目指す。 三井化学は2021年12月から、同社大阪工場(高石市)で所有するエチレン設備(年産50万トン)でバイオナフサの使用を開始。24年3月から廃プラ分解油も投入し、ケミカルリサイクル由来の誘導品を生産・販売している。廃プラ分解油はリサイクル事業を運営するCFP(広島県福山市)から調達している。 一方太陽石油は現在、四国事業所(愛媛県今治市)にて廃プラ分解油などの受入れ設備を建設中で、25年内の完成を見込む。今回の検討では、CFPが供給する廃プラ分解油のうち、三井化学のエチレン設備で処理が難しい重質分を太陽石油が引き取り、ナフサやプロピレンなど生産し、三井化学へ供給する。なお、現時点でナフサの生産能力は不明。 |
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