ナフサ=原油対比のクラックが大幅縮小、市況軟化が鮮明に
アジアでナフサ市況の下落が鮮明になっている。需給引き締まり感が急速に後退しているためだ。指標となるブレント原油対比のクラック・スプレッドが大幅に縮小。ナフサ市況の月間格差も縮小傾向にあり、期近品の需給の緩みが意識され、スポット市場での市況連動相場も下落している。 リムの調べによると、7月限のブレント原油対比の7月前半日本着オープンスペック・ナフサのクラック(クラック)は5月1日時点で、約250ドル/トンのナフサ高だった。しかし、同29日時点のクラックは約60ドル/トンのナフサ高と、1カ月間で190ドルほど縮小した。8月ブレント/8月前半ナフサのクラックは6月3日時点で約75ドルのナフサ高。市場関係者によると、60~80ドルのナフサ高はナフサ需給がバランスを保っているといえる範囲という。 米イラン戦争が始まる直前の2月26日のクラックは4月ブレント/4月前半ナフサが約110ドル/トンのナフサ高を付けており、その当時よりも需給はむしろ緩んでいる。 ……


