国際協力銀行=アフリカ地域のLPG事業に1,400万ドル融資
国際協力銀行(JBIC)は21日、三井物産が出資するモーリシャス法人ETC Group(ETG社)との間で、最大1,400万ドルの融資契約を締結したと発表した。今回の融資は、三井住友銀行との協調融資によって実施され、協調融資総額は2,400万ドルにのぼる。
この融資は、ETG社の子会社がザンビア、南アフリカ、モザンビーク、ウガンダで展開する液化石油ガス(LPG)事業を支援するもの。各国における、温室効果ガス(GHG)排出削減の目標達成に向けて、森林伐採削減や、木炭などからのエネルギートランジション推進を後押しする。
ETG社は、6大陸45カ国以上で事業を展開し、農業資材、化学品、物流、エネルギーなど多様な分野でグローバルに展開する企業。三井物産は2018年にETG社へ出資して以降、アフリカ地域での事業拡大に取り組んでおり、食と農にとどまらず、化学品や鉄鋼製品分野などでも新たな協業を推進してきた。
JBICは、日本の公的金融機関として、今後も民間金融機関と連携しながら、地球環境保全に向けた日本企業の海外展開を金銭面から支援していく方針だ。
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