コスモHD=新興企業と茶殻などからバイオエタノール製造へ
コスモエネルギーホールディングス(HD)と静岡大学発のベンチャー企業、S-Bridgesは1日、食品加工残渣由来のバイオエタノール製造技術の開発に向けた共同検討に関する契約の締結を発表した。
S-Bridgesは、食品加工工場で排出される茶殻やコーヒー殻などの食品加工残渣を含む無消費素材からタンパク質、液肥原料などの有用成分を抽出する「Cell Breaker」システム(以下「CBシステム」)を開発している。このCBシステムでは、有用成分抽出の過程でセルロース系繊維が副次的に得られる。コスモHDはこの副産物に着目。食用に適さない非可食素材を原料とするバイオエタノール製造の可能性について、S-Bridgesと共同で研究を進める。
両社は今後、国内の食品・飲料メーカーの工場でエタノール製造を可能とし、非可食・国産由来の安価なエタノール供給に繋がるビジネスモデルの構築を目指す。
(コスモエネルギーホールディングスとS-Bridgesの共同検討のイメージ)
写真の出所:コスモエネルギーホールディングス 発表資料
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