IHIプラント=ENEOSとTOPPANHDの古紙バイオエタノール工場受注
IHIのグループ会社であるIHIプラントは8日、ENEOSとTOPPANホールディングス(HD)が進めている、古紙を原料とする国産バイオエタノールの事業化に向けた実証事業において、ENEOSから、糖化発酵プロセスパイロットプラントの設計から調達、建設業務を受注したと発表した。プラントは日本製紙富士工場内に建設され、古紙投入量は約1~3トン/日、バイオエタノール生産量は約300リットル/日で、2027年前半の稼働開始を予定する。
この実証事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオものづくり革命推進事業」として採択を受けて実施されるもの。ENEOSは、TOPPAN HDと協力し、前処理プロセスによる不要物質の除去や繊維成分の抽出精度を向上させる技術検証と、糖化発酵プロセスにおいて原料の連続投入とエタノールの抽出による製造の効率化を目指す。
プラントイメージ図
図版の出所:IHI 発表資料
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