DNP=九州大学発のスタートアップとCO2分離回収事業で協業
大日本印刷(以下DNP)は11日、九州大学発のスタートアップであるJCCLと二酸化炭素(CO2)分離技術を活用した事業開発や温室効果ガス(GHG)排出量の削減に関する協業を始めると発表した。
JCCLは固体材料を使用してCO2を吸収、分離する「固体吸収法」と、分離膜を使って排ガスや大気中からCO2を分離する「膜分離法」の2つの技術開発を行っており、低コストでCO2を回収する技術に強みがある。DNPは今回の協業によって自社工場などに回収装置を設置して、GHG削減を目指す。また、JCCLの固体吸収法を活用したCO2分離回収装置を同社の科学分析センターに導入し、他社事業者に向けてCO2吸収剤や吸着剤の性能評価などの分析サービスも新規事業として展開する方針だ。
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