レゾナック=プラのケミカルリサイクルによる低炭素アンモニア事業拡大
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レゾナックは6日、川崎事業所(神奈川県川崎市)におけるアンモニア事業において、使用済みプラスチック由来の水素のみを原料とすることによる、アンモニアの低炭素化を図る計画を発表した。2030年4月から設備稼働開始を目指す。
現在、同社ではアンモニア製造工程で水素を得る方法として、使用済みのプラをガス化ケミカルリサイクルする方法と、都市ガスを改質する2つを採用している。今回の計画で、前者の使用済みプラ由来の水素のみを原料とする方法で、アンモニアの低炭素化を進めていく方針。同社は、プラに加えて、使用済み衣料を使った低炭素アンモニア製造の実証実験も2024年から進めてきた経緯がある。
なお、今回の施策は経産省の脱炭素成長型経済構造への円滑な移行のための低炭素水素等の供給および利用の促進に関する法律に基づく「価格差に着目した支援」の対象事業として、アンモニアの需要家である日本触媒との共同申請により9月30日付で認定されている。
川崎プラスチックリサイクル(KPR)プラント
写真の出所:レゾナック発表資料
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