三井物産=ディーゼルトラックをB100対応、アジアでシステム独占販売
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三井物産およびバイオディーゼルエンジン技術を手がける米オプティマス・テクノロジーズ(オプティマス)は10日、ディーゼルエンジンを100%バイオディーゼル燃料(B100)で稼働させるオプティマスの「Vector System(ベクター・システム)」の製品販売について戦略的覚書(MOU)を締結したと発表した。三井物産は同システムの日本、インド、ASEAN諸国で独占販売権を取得する。
ベクター・システムはディーゼルエンジン搭載の大型トラックにボルトオン(後付け)で装着でき、性能や信頼性を損なうことなく、ほぼゼロに近い温室効果ガス(GHG)の削減が可能になる。同システム搭載の大型トラックの実走行距離は2億4,000万キロメートル以上の実績があり、新車への組み込みも可能という。
世界の産業が、電動化や水素導入のタイミングや戦略を見直す中、バイオディーゼルをはじめとする低炭素液体燃料の需要が高まっており、三井物産とオプティマスは本提携を通じて、アジアのフリート事業者や荷主企業に即時性のある脱炭素化ソリューションを提供していく方針だ。
ベクター・システムをテスト中の日野自動車のトラック
写真の出所 オプティマス・テクノロジーズ 発表資料
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