イーレックス=新潟バイオマス発電所、2029年度稼働に向け前進
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イーレックスは13日、新潟県聖籠町で計画する「イーレックス新潟(仮称)」バイオマス発電所が、2025年度の長期脱炭素電源オークションで落札したと発表した。発電出力は11万2,00kWで、2029年度の運転開始を予定する。
同発電所は、イーレックスがENEOSとともに2021年7月に発表した計画では、設備出力が約30万kWで2023年着工、26年運始開始予定となっていた。イーレックス広報によると、世界的な燃料費や原材料価格の高騰、また為替の影響により、当初の計画よりも縮小して進めることになったとした。
長期脱炭素電源オークションは、脱炭素電源への大型投資を促すため、国が発電事業者に対し原則20年間にわたり固定費の回収を支援する制度。再生可能エネルギーの拡大やデータセンター向け電力需要の増加を背景に、安定供給可能な脱炭素電源の確保を狙う。事業者側は収益見通しを立てやすくなり、金融機関からの資金調達もしやすくなる。
同発電所の燃料は、木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を採用。バイオマス発電所は、24時間稼働可能な安定した電源として、人工知能(AI)向けなどで増加するデータセンター需要との親和性が高いとみられている。イーレックスはGX戦略地域制度や自治体支援とも連携し、発電所周辺へのデータセンター誘致も検討する。同社は、東南アジアでの燃料開発から発電、データセンター誘致・開発までを一体化した、脱炭素サプライチェーンビジネスを進める方針だ。
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