コスモと岩谷=千葉製油所で水素事業、液化設備を新設し30年稼働開始
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コスモエネルギーホールディングス(HD)と岩谷産業は6日、コスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)で水素事業を共同で進めると発表した。休止中の水素製造設備を復旧するとともに、液化水素プラントを新設し、2030年の稼働を予定する。投資額は合計約500億円。
コスモ石油が約200億円を投じ、製造能力が日量80トン相当の水素製造設備を復旧する。ここで製造した水素は、石油精製の脱硫工程などで使用するほか、一部を岩谷産業グループに供給する。コスモエネルギーHD広報によると、複数の水素製造設備を同社は保有しており、この設備は事業環境の最適化を目的に2010年から休止していたという。
岩谷産業グループの岩谷瓦斯は約300億円を投じ、日量11.6トン相当の液化水素プラントを製油所内に新設する。水素を液化し、ローリーなどで国内の需要家に販売する。岩谷産業にとって国内4カ所目の液化水素製造拠点となる。
設備の設計・調達・建設(EPC)は、コスモエンジニアリングと岩谷産業が共同出資するコスモ岩谷水素エンジニアリングが担う。コスモエネルギーHDと岩谷産業は2024年に水素事業で提携し、東京都の平和島や有明などで水素供給事業を進めてきた。今回の千葉製油所での事業は、こうした提携を大型の水素製造プロジェクトへと、さらに発展させる形となる。両社は水素の製造機能を集約し、コスト削減と競争力のある水素サプライチェーンの構築を目指す。
水素事業のスキーム図 図版の出所 コスモエネルギーHD発表資料
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