東京都は16日、岩谷産業と「水素燃料電池船の活用事業に関する基本協定」の締結を発表した。
岩谷産業は「2025年大阪・関西万博」で運航していた水素燃料電池と蓄電池のハイブリッド船「まほろば」を所有しており、同船を東京都に無償提供して共同事業を実施する。東京都はこの船を東京港で運航し、開始時期は2026年度内を想定している。東京都は、官民連携で水素の利活用を加速させる「TOKYO H2 プロジェクト」を進行しており、「まほろば」の運航を機に、東京港を舞台に水素導入への理解をさらに広めたい考えだ。

「まほろば」
写真の出所 岩谷産業 提供

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