LPG=6月22~26日: 需給緩和を受けて相場は下落
CFR極東:
極東着相場は先週、買い気の弱さと原油安を受けて大幅に下落した。Rim Asia Indexは25日時点でプロパンが326.50ドルと19日比17.50ドル安、ブタンが306.50ドルと同22.50ドル安。プロパン単体では、積極的な買い手が見出しづらい。一方、ブタン付きカーゴでは、韓国輸入1社に7月後半~8月前半着ブタン2万3,000トンの購入余地が見込まれている程度。
FOB中東:
中東積み市場も需給は緩い。欧トレーダー1社など複数の売り手に7月積みの販売余地が見込まれている一方、積極的な買い手は見出しづらい。北海産ガス1社に7月末積みプロパン/ブタン各2万2,500トンの購入余地があると伝えられたものの、同社はアウトライトの購入ではなく、タイムスワップ取引を希望しているという。需給緩和を背景に7月CP予想はプロパン345ドル前後、ブタン325ドル前後に下方修正された。
日本国内:
7月渡しの商談水準はプロパンが45,800~46,300円、ブタンは43,800~44,300円。元売り1社はプロパン46,000円、ブタン44,000円でスポット供給中。しかし、買い手の大半は7月CPの動向を注視しており、現時点でのスポット購入に消極的な様子。ファームな買唱えは聞かれなかった。
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