CFR極東：

　Rim Asia Indexは27日時点でプロパンが566.00ドルと21日比32.75ドル高、ブタンが571.00ドルと同37.75ドル高。原油高と需給逼迫を受けた。6月後半着プロパン2万3,000トン1カーゴが27日、6月極東着市況対比6.5ドルのプレミアムで成約された。7月前半着では、複数の買い手が購入に関心を示している。しかし、パナマ運河の混雑を受けて、売り手はファームな唱えの提示を控えている。

FOB中東：

　6月CPはプロパンが520ドル前後、ブタンが515ドル前後ドルと予想されている。クウェート産ガス1社は入札を通じて6月末積みプロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トンを7月CP対比1けた台半ばもしくは後半のディスカウントで販売したようだ。一方、トルコ系トレーダー1社や欧トレーダー1社など複数のプレーヤーに6月後半積みブタン付きカーゴの購入余地が見込まれている。また、英メジャー1社は6月21～25日積みプロパン4万4,000トンの購入に関心を示している。

日本国内：

　京浜の6月渡しはプロパンが63,800～64,500円、ブタンが61,300～62,300円。一部のディーラーが6月CP確定前の販売に動き、売唱えをプロパン64,000円台半ば、ブタン62,000円台前半で寄せた。一方、6月CP予想の上方修正を受けて、陸上相場に先高観が台頭したものの、実需の弱さが買い気を鈍らせている。

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