LPG=5月31日~6月4日: 相場は上昇、原油高を受け
CFR極東:
極東着相場は先週、堅調な原油市況を受けて強含んだ。Rim Asia Indexは3日時点でプロパンが587.50ドルと5月28日比12.50ドル高、ブタンが582.50ドルと同2.50ドル高。スポット市場では、パナマ運河の滞船緩和に伴い、7月前半着の売り手が漸増した一方、7月後半着市場では複数のトレーダーが買戻しのためプロパン単体を物色している。中国着市場は石化向けプロパン単体の需要が依然として堅調。
FOB中東:
6月CPはプロパンが530ドル、ブタンが525ドルで確定した。原油相場の上昇が織り込まれ、事前の市場予想を上回る水準となった。7月CPはプロパンが535~540ドル、ブタンが530~535ドルと予想されている。スポット商談は6月後半~7月初め積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを中心に展開されている。相場は先週、7月CP対比5ドルのディスカウント~3ドルのプレミアムで推移した。
日本国内:
京浜の6月渡しはプロパンが64,500~65,300円、ブタンが62,500~63,300円に上昇した。6月CPが市場予想を上回って確定したことに加え、7月CPが6月CPを上回るとの予想に伴い先高観が広がったことが背景。一方、実需低迷を受けて、買い気は鈍い。買戻しが必要なディーラーが購入に動いている程度。
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