LPG=6月7~11日: 相場は急伸、堅調な買い気と原油高で
CFR極東:
極東着相場は先週、堅調な買い気と原油高を受けて急伸した。Rim Asia Indexは10日時点でプロパンが615.75ドルと3日比30.50ドル高、ブタンが610.75ドルと同30.50ドル高。7月後半着では、買戻しの需要を抱える複数のトレーダーが、プロパン単体の購入に動いた。このなか、7月後半着プロパン2万3,000トン1カーゴが7月CP対比28ドルのプレミアムで成約された。
FOB中東:
7月CPはプロパンが580~585ドル、ブタンが575~580ドルと予想されている。クェート産ガス1社が実施した7~9月積み3カーゴの販売入札はいずれのカーゴもCP対比フラット~プレミアムで落札されたようだ。カタール産ガス1社は7月積みプロパン4万5,000トンの販売入札を実施中。一方、サウジアラビアからの輸出に支障が出ており、6~7月積みターム玉の供給が減少する見通し。
日本国内:
京浜の6月渡しはプロパンが64,500~64,800円、ブタンが62,600~62,900円にそれぞれ下落した。実需低迷が続くなか、一部のディーラーが販売数量の確保を優先し、売唱えを引き下げた。一方、週後半に7月CP予想が大幅に上方修正されたことから、一部の買い手は先高観を抱き、6月下旬渡しのスポット購入を検討中。
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