アジア石油製品=7月10~14日:OSN価格上昇、石化品との値差縮小が止まらず
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ガソリン 高オクタン価品の引き合いが増加 スポット市場では高オクタン価のカーゴに対する引き合いが増加している。台湾石油2社が先んじて8月積み品の販売に着手し、フォルモサ石油化学(FPCC)が93RONガソリンを販売したと伝えられた。このところベトナムからの95RONガソリンの引き合いが増えているといい、92RONと95RONガソリンの価格差が大きく開いていることを好感し、ハイオクタンガソリン向けのブレンディング需要が増えている。
ナフサ 堅調な重質市況に連れ高か オープンスペック・ナフサの固定価格が600ドル近辺にまで大きく上昇した。指標となるブレント原油相場が強含んでいる。また、依然として軽質ナフサの商戦は盛り上がりを欠いていることから、堅調な重質ナフサ市況に連れ高となっている可能性が指摘されている。重質ナフサはガソリン向け基材として用いられるとあり、夏の行楽シーズンに対応するため石油会社が調達を進めている。 ただ、オープンスペック・ナフサの価格が上昇している反面、エチレンやプロピレンといった石化製品の相場をナフサと比べ上伸力を取り戻していない。採算性の悪化を理由に、ナフサクラッカーの稼働を抑える動きが加速する可能性がある。
中間 ジェット、0.001%S軽油ともに上昇 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は上昇した。需給の引き締まりを受けた。行楽シーズンに入っており、欧米では航空需要が堅調となっている。北東アジアから域外向けのアービトラージ拡大が指摘されており、相場は堅調となっている。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場も切り上がった。シンガポール先物市場において限月間の値差が広がっている。需要家は価格差による買い値の変動を懸念し、月前半積み品の買い気を強めている。北東アジア品に対する豪州からの引き合いが継続するとの観測も支援材料。中東やインド積みのカーゴが欧州へ流れており、アジア向けに送られるカーゴの数量が減少する可能性があるため。
重油 供給増加観測でLSFO市況軟化 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は軟化した。供給増加観測を受けた。韓国では、複数の製油所で定期修理が終わり、稼働率が今後、上昇する見通しだ。また、既報のとおり、クウェートのアルズール製油所(日量61万5,000バレル)が第3常圧蒸留装置(トッパー)の稼働を開始したことで、今後、シンガポールを中心とするアジア向けの低硫黄重油の輸出が増加するとみられている。 京浜のVLSFO相場は、7月12日に616.50ドルと7月5日時点から2.00ドル下落した。シンガポール0.5%S重油先物安を受けた。
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