アジア石油製品=8月14~18日: ジェット燃料大幅上昇、供給引き締まり感強く
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ガソリン 品質、積み地により動きはまちまち 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は品質や積み地によって変動した。韓国積み91RONガソリンや日本積み92RONガソリンが需給の逼迫により大きく上昇した。 メキシコ、インド向けとして9月前半積みの買い気が極めて旺盛だ。パナマ運河の水位低下に伴い、米国からメキシコへの配船が著しく停滞。アジア品への買い気が膨らんでいる。また、インド勢ではヒンダスタン石油(HPCL)やバハラット石油(BPCL)が9月前半インド着品に買い意欲を示している。かねてよりインド国内の需要は堅調だったが、このなかで製油所トラブルが発生しショートカバーに動いているようだ。中国石油会社も第3回目の輸出割当通達がないため販売に動けず、需給が急速に引き締まっている。 一方で、台湾積み93RONは買い気が細り小幅に下落した。
ナフサ 石化向けは上伸力を欠く、クラックも拡大せず 日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は、日本市況に対しカーゴ到着30日前評価で4.00~5.00ドルのプレミアムとなっている。石化製品や誘導品の市況が低調で、ナフサクラッカーの稼働低下やナフサの需要抑制の要因となっている。指標となるブレント原油とオープンスペックの格差は10月ブレント/10月前半ナフサで10ドル台前半のナフサ高でおおむね推移。クラッカーの稼働が低い一方、製油所稼働率は高いためクラックは拡大しにくいとの指摘が聞かれる。 重質ナフサの引き合いは今度減少する可能性が挙げられている。夏のガソリン需要期が終わりに近づき、ガソリン見合いとして重質ナフサの需要が減退すると見込まれるため。
中間 軽油は全面安、税の控除延長で韓国から輸出増観測 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は切り上がった。供給量の引き締まり感が強い。足元で販売に乗り出しているのはSKエナジーやハンファトタルエナジーズなど韓国石油数社のみで、中国や台湾、日本からの売りは聞かれない。 中国で今年3回目の輸出割当量が政府から通達されず、国内石油会社は売買を開始できていないもよう。中国は主要輸出国とあり、域内の供給減の要因となっている。また、日本ではコスモ石油がショートポジションと伝えられており、輸出余力に乏しいという。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は前週から下落。シンガポール先物市場でのバックワーデーションを映した。韓国政府が16日に油類税の控除期限を当初の8月末から10月末へと延長すると発表。韓国国内における8月中の仮需要増加の期待がそがれた。在庫の取り崩しを計るため、韓国石油会社は9月積みカーゴの販売量増強を計画している。 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場に弱含んでいる。需給の緩みが影響。東南アジアからの引き合いは一服しているが、韓国積みの売り気は散見され、相場は押し下げられている。
重油 LSFOの需給緩和感が後退の見方浮上 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は横ばいとなった。韓国積み低硫黄重油の商談は引き続き聞かれなかった。一方、インドのバハラット石油(BPCL)は、8月28~29日積み各2万トンの0.5%S重油およびVLSFO(380cst)の販売に動いているもようだ。また、市場関係者によると、このところクウェートのアルズール製油所(日量61万5,000バレル)から輸出される0.5%S重油の数量が減少しているもよう。詳細は明らかではない。アジア域内で低硫黄重油の余剰感がやや後退しているとみる関係者もいるようだ。 京浜のVLSFO相場は、京浜のVLSFO相場は、8月16日に671.50ドルと8月9日時点から10.00ドル上昇した。シンガポール0.5%S重油先物高を受けた。
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