アジア石油製品=12月11~15日:ジェット燃料上昇、需給引き締まり継続
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ガソリン 日本積み91RON(MR船型)、+2ドルで販売 北東アジア積み92RONガソリン(MR船型)の市況連動相場は同水準で推移した。北東アジアの石油会社が1月積みのスポット販売を徐々に進めている。ただ、主要な輸出国である中国から売りが見られず、スポットの取引は活発ではない。中国では来年の輸出割当量が不透明なことから、石油会社は1月積みの輸出計画を立てにくい状況。北東アジアでは、中国石油天然気(ペトロチャイナ)が1月下旬日本積み91RONガソリンMR船型を販売したとの情報が寄せられた。価格はFOBベースで同市況対比2.00ドルのプレミアムと伝えられた。
ナフサ 上昇続く、期近カーゴ逼迫 日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は、日本市況に対しカーゴ到着30日前評価で18.50~19.50ドルのプレミアム、45日前評価で12.00~13.00ドルのプレミアムとなっている。期近カーゴの供給が逼迫しており、相場は上昇し続けている。日本の石化1社は2月前半着オープンスペック2万5,000トンをCFRベースで同10ドル台中盤のプレミアムで購入した。 中東で年明けから製油所の定期修理が予定されている。需要面では中国が輸入数量を増やしているとの情報も聞かれる。市場関係者は「少なくもと12月の間は、市況は強く保たれそうだ」との見通しを示している。
中間留分 1月積み、中国からの販売開始見通せず 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は週間を通じて上昇した。1月上旬における北東アジア積みの売り気は限られているためだ。韓国勢は年度末の在庫品一掃の後で在庫がわずかだ。冬季の需要期とあってターム品や国内灯油供給に注力していることも売りが限られる要因だ。また、中国政府からの2024年第1回目の輸出割当量通達もないため、同国石油会社による1月積みの販売も出ていない。こういったなかでプレミアムの水準は高止まりしやすい。 コスモ石油は、タイの石油会社バンチャック社が精製する持続可能な航空燃料(SAF)を輸入することについて合意書を締結したと発表した。両社は今年3月、脱炭素事業の可能性を共同で検討していくことを確認しており、SAFの輸入もその一環。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場も切り上がった。1月積み品の販売数量が今のところ少なく、売り物への買い気が強まった。中国からの販売開始の時期が見通せないほか、日韓台からの売り気も限定的だった。
重油 LSFOの供給に潤沢感 韓国積み0.5%S重油の市況連動相場はもち合った。1月積みカーゴの商談時期を迎えているものの、具体的な動きは聞かれない。ただ、韓国石油各社はこのところ製油所稼働率をおおむね90%以上に引き上げているため、低硫黄重油の供給は潤沢との見方が伝えられた。また、クウェートのアルズール製油所(日量61万5,000バレル)が1月以降に輸出を増やすと見られており、アジア域内で余剰感が強まるとの指摘が聞かれる。
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