アジア石油製品=11月24~28日:軽油は下落、アジア域内の供給増加見通しで
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ガソリン 下落、供給回復と買い気後退受け 台湾積み93RONガソリン(MR船型)、日本積み92RONガソリン(MR船型)は下落した。供給量の回復と買い気後退を受けて、12月下旬積みカーゴの相場は下落している。 台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)は12月27~31日積み92RONガソリン25万バレルを販売した。価格はCFRベースで同市況に対し、60セントのプレミアムだった。 シンガポール先物市場で12月限と1月限は1.40ドルの期先安が形成され下旬積みカーゴの相場に下押し圧力がかかるなか、需給緩和感が重なっている。域内で12月中に製油所の定期修理やトラブルが解消される見通し。また、12月を2025年の年度末とする企業は12月下旬積みカーゴの調達を手控える姿勢を見せているという。
ナフサ シンガポールで稼働抑制の情報 1月前半日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は横ばい。シンガポールで12月にナフサクラッカーの稼働率が低下するとの見通しが伝わった。PCSは12月、足元の80%台後半から10%程度稼働を落とすという。また、エクソンモービルもシンガポール工場のクラッカー稼働を60%程度へ引き下げる模様。同国ではアスター・ケミカルズ・アンド・エナジーもナフサクラッカーの稼働を停止中だ。稼働抑制の動きは北東アジアでも見られており、需要の後退につながっているとみられる。 韓国のロッテケミカルは入札を通じてオープンスペック2万5,000トンを調達した。成約価格はCFRベースで同12月前半市況に対し、ヨウス向けが5.50ドルのプレミアム、デサン向けが6.50ドルのプレミアムと伝えられた。1月前半日本着の成約可能な水準は30日前評価で7.50ドル程度のプレミアム、45日前評価で4.00ドル程度のプレミアムとみられる。
中間留分 軽油相場は下落、アジア域内の供給増加見通しで 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は下落。先安観と供給増加観測を受けた。アジアから米西海岸向けのアービトラージが縮小傾向で高引火点品の引き合いが落ち着いている。韓国では12月下旬までに定期修理が一巡するとあって、今後はスポット市場における売り気が増すとの見方がある。欧州の中間市況安がさらに進めば、今後は中東やインド品がアジア市場に流入する可能性も指摘されている。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は下落した。アジア域内の供給増加観測により、相場は弱含んだ。中国からの輸出がにわかに増加。また、欧州相場安を背景に一部の中東、インド品が豪州やアジア方面に向けられる兆しがある。 中国中化(Sinochem)が入札によって12月16~18日積みのMR船型1カーゴを販売した。このカーゴは大連西太平洋石油化工(ウェペック)の製油所積みだった。中国からは今後も12月積み品の販売が浮上する見込みだ。 日本ではENEOSが12月中旬積みのMR船型1カーゴを販売。出光興産は12月積みとしてMR船型で少なくとも2カーゴを輸出したものの、向け先などの詳細は明らかではない。日本の国内市況に比べ海外市況が割高なため、元売りは輸出に積極的な姿勢を示している。
重油 弱材料が散見、市況は下落 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は下落。弱材料が重なり、相場は軟化した。このところ海上運賃が高騰し、北東アジア積みの相場に下押し圧力が強まっている。韓国とシンガポール間で、MR船型の運賃は先週よりトンあたり7.00~8.00ドルも上昇しているという。 中国では、石油会社が年内の輸出割当量を消化する必要があり、輸入カーゴの買いに消極的だ。
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