アジア石油製品=1月12~16日:オキシーガソリンの市況は上値重く、供給過多で
|
ガソリン オキシー品市況上値重く、供給過多で 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は横ばい。ただし、2月積みの供給量の多さから、相場の上値は重い。韓国積みカーゴの売りが見えているほか、中国積みの販売数量は50万トンとの観測も聞かれる。2月までは製油所の定期修理がほとんど予定されておらず、供給量の多い状態が続きそうだ。 需要面ではインドネシア国営プルタミナが1月29~31日着92RONガソリン10万バレルの買い付け入札を実施済み。結果は不明。同社は現在、バロンガン製油所の修繕作業を実施している。市場関係者によると、同製油所は複数の段階に分けて原油処理能力を増強していく計画という。市場関係者によると、バロンガン製油所の原油処理量は現在、日量12万5,000バレルで、第1段階で同15万バレルに拡張する構えとみられる。
ナフサ 日本の買い気弱く、複数社が定修控え 日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は30日前評価が下落した。市場関係者によると、中東積みカーゴの供給量が十分にあることに加えて、アジア域内の製油所の稼働が高い。一方で、日本で京葉エチレンやクラサスケミカルなどがナフサクラッカーの定期修理を控え、輸入数量は減少気味。三菱ケミカルも定修の予定があるなか、ターム契約によりナフサ在庫を満たせているようだ。 日本国内では一部のメーカーが引き続き、ブタンの使用も続けている。石化1社は25年11月の段階で、26年1~3月供給分のブタンを月1万2,000トン前後購入済みだ。なお、足元でブタン市況が強いことから、ブタンの新規調達を検討する向きは見られず。 スポット市場では13日、ロッテケミカル・インドネシアが2月後半着ナフサの買い入札を実施した。成約価格はCFRベースで同市況に対し、4ドル程度のディスカウントとの情報が聞かれた。数量は不明。14日はロッテケミカルが2月後半着品の調達に動いた。
中間留分 軽油は反落、供給潤沢で売り圧力に押され 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は下落した。北東アジアの石油各社はジェット燃料の販売に積極的な姿勢を示しており、供給が潤沢となっている。シンガポール先物市場の2月限において、ジェット燃料と軽油の値差を表す「リグレード」がプラス圏で推移。軽油対比でジェット燃料の精製と販売の採算性が高まっている状況だ。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は下落。クラックマージンが堅調なことを受けて、北東アジアの各石油会社は中間品の精製に注力。2月積みカーゴには供給潤沢感が出ており、相場は売り圧力に押された。
重油 供給懸念続き、相場の基調強く 日本積み3.5%S重油(MR船型、380cst)の市況連動相場はもち合い。ただし、このところ供給懸念が続いており、相場の基調は強い。米国のトランプ政権が対イラン政策を協議中であることが強材料視されている。それ以前はベネズエラ情勢、ロシアとウクライナの和平協議が難航していることが相場を押し上げていた。北東アジアでは、台湾フォルモサ石油化学(FPCC)が13日、入札を通じて1月14~30日積みの3.5%S重油4万トンを販売した。 日本では、ENEOSが1月後半積みカーゴの売りを進めているようだが、品質や数量などは明らかではない。同社は恒常的に減圧残渣油(VR)や低硫黄ストレートラン重油(LSSR)などの基材を輸出しているという。また、出光興産も二次装置の生産能力の兼ね合いで、同じく恒常的に高硫黄重油や基材のカーゴを輸出している。1月積み品も販売したという。
|
|
|




