アジア石油製品=2月2~6日: ガソリン市況は上値重く、需要戻らず
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ガソリン CPC、95RONガソリンを販売 北東アジア積みのガソリン市況(MR船型)は横ばい。需要が弱く相場の上値は重い。2月積み商戦から続く余剰感が3月積みの商談でもまだ解消されていないようだ。スポット市場では台湾中油(CPC)が入札を通じて、3月後半積み95RONガソリンを販売した。数量はMR船型で1~2カーゴで、価格はFOBベースで同市況比2.00ドル近辺のプレミアムだった。同入札は開札時、92RONガソリンも対象としていた。92RONガソリンへの買唱えも見られたようだが、最高値でも小幅プレミアムにとどまったようだ。 米国のバレロエナジーはサンフランシスコで所有しているベニシア製油所(日量17万バレル)の閉鎖作業を始めたようだ。市場関係者によると、閉鎖作業は4月まで続く見通しという。
ナフサ 強含み、地中海からの供給減の見通しで 3月後半日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は上げ基調を見せている。地中海全域の天候不順で裁定玉の数量が減少する可能性が指摘されている。市場関係者によると、ナイジェリアのスキクダ港は1月中、約15日間しか操業できなかったほか、イタリアなど欧州側からの出荷も停滞したという。また、韓国や中国の製油所の定期修理による供給減も材料視されている。 韓国のGSカルテックスは5日、入札を通じて、3月後半着ヘビーフルレンジ2万5,000トンを購入した。価格はCFRベースで日本市況に対し12~13ドルのプレミアムだった。Bグレードとみられる クウェート石油(KPC)は需要家やトレーダーと4月起こしの年間ターム販売契約を結んだ。価格はFOBベースで中東市況に対し、ライトが約20ドルのプレミアム、フルレンジが約18ドルのプレミアム。2025年11月起こしの契約と同水準の価格となった。ターム契約価格が下がらなかったことから、結果的に期先にかけてCFRベースの価格も下支えされるとの見方が強まっている。
中間留分 CPC、3月積みで0.001%S軽油2カーゴ販売 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の商談水準は上昇した。韓国からの供給が減少する見込み。また、2月積み商談で見られた中国勢の売り込みが姿を消し、相場を押し上げた。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。豪州勢などの買い気の高まりを受けた。また、3月積みの商談が始まり、2月積み品の消化を目的とした強い売り込みが減退したことも相場を押し上げた。 スポット市場では台湾中油(CPC)が3月10~14日積み、同19~25日積みとして、0.001%S軽油をMR船型で2カーゴ販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況に対し、20セントのプレミアム、同20セントのディスカウントだった。CPCは当初、3月10~25日積みでMR船型1カーゴの販売を計画していたが、買い気の強さを受けて販売をMR船型2カーゴに増やしたと伝えられた。
重油 アルズール製油所出しカーゴが複数流入 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は変わらず。3月積みの商談を本格化するには時期尚早なことから、プレーヤーは様子見の姿勢を強めている。 韓国では、複数の石油会社が3月に複数の製油所で残渣油流動接触分解装置(RFCC)などの二次装置の定修を予定している。これによる重油の余剰が生じる可能性があるものの、同国の石油会社は採算の良いバンカー向けの供給を優先する意向が強く、重油カーゴの売りは引き続き出にくいと見られる。 シンガポール市場では域外品の流入が続き、在庫が依然として高止まりしている。1月には、クウェート石油(KPC)のアルズール製油所(日量61万5,000バレル)出しの0.5%S重油LR船型4~5カーゴがシンガポールに到着したようだ。
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