アジア石油製品=2月23~27日: ガソリン市況全面高、域外向け需要や装置不具合継続で
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ガソリン メキシコ、米西海岸へ引き合い 北東アジア積みのガソリン市況(MR船型)は全面高。オキシー品の商いで、メキシコ向けに5~6カーゴほどがシンガポール積みで売買された。マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)の製油所(日量30万バレル)で残渣油流動接触分解装置(RFCC、同8万5,000バレル)が不調により稼働を停止中で供給が減少していると伝えられた。 ノンオキシー品市場では、2月末から3月上旬積みとして米国西海岸向けとして成約済みのカーゴが4杯ほどあるようだ。また、S-オイルやフォルモサ石油化学(FPCC)などが3月からガソリン精製装置の定期修理を予定している。 中国中化(Sinochem)は26日、入札を通じて3月19~21日積み92RONガソリンMR船型をFOBベースでシンガポールの92RON市況に対し、80セントのディスカウントで販売した。大連西太平洋石油化工(WEPEC)の製油所出し。
ナフサ カタールエナジー、4~6月期の供給ターム契約を締結 4月前半日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は横ばい。ナフサクラッカーの稼働が上がらないなか、原料需要が伸び悩んでいる。一方で、ガソリン市況が反発し始めており、ナフサ市況も連れ高となる可能性が指摘される。先行き、ガソリン市況およびLPG市況に注目が集まりそうだ。LPG市場では、サウジアラビアからの供給が細る見通しが強まり強基調に振れているという。 韓国のロッテケミカルは入札を通じて、4月前半着オープンスペック2万5,000トンを購入した。価格はCFRベースで同3月前半市況に対し、デサン着が12ドルのプレミアム、ヨウス着が11ドルのプレミアムと聞かれた。 カタールエナジーは4~6月期の供給ターム契約を需要家やトレーダーと結んだ。価格はFOBベースで同市況に対し、フルレンジが約29ドルのプレミアム、ライトが約26ドルのプレミアムだった。
中間留分 中国勢の販売本格化の見込み 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の相場は切り下がった。中国勢による売り込みの本格化が見込まれており、需給が緩むとの観測が相場を下押しした。中国の3月の輸出量について、市場関係者からは230万~240万トンに増加するとの見通しが伝えられた。2月の輸出量は200万~220万トンと見込まれる。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場も下落。中国積みの3月積み輸出量が増加する可能性が浮上。数量は100万トンと見込まれる。中国国内の軽油需要が振るわず、また海外のクラックマージンが堅調なことから輸出を増強する可能性が高い。
重油 日本から3月積み品の売り継続 日本積み3.5%S重油(MR船型、380cst)の市況連動相場は同値で推移した。ただし、弱材料が先行し、相場に下押し圧力が強まっている。シンガポール市場では中東を中心とした域外品の流入が増えている。市場関係者によると、2月に合計300万トン弱の中東品が到着するなど、これまでの供給引き締まり感が解消しているという。加えて、フレートが高止まりしている。 スポット取引では、製油所のトラブルなどを背景に、日本からも高硫黄重油の輸出が増えている。出光興産が3月中旬に韓国着としてMR船型の3.5%S重油(180cst)を販売していたことが判明した。コスモ石油も3月積みとして追加で3.5%S重油カーゴの販売を検討している。
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