アジア石油製品=3月30日~4月3日: 韓国GSが4月積み500ppm軽油を大幅プレミアムで販売
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ガソリン オキシー市況下落、期先安と需要家の買い控えで 北東アジア積みのガソリン市況(MR船型)はオキシー品の市況が軟化した。シンガポール先物市場で4月限と5月限のバックワーデーションが深いこともあり、4月下旬積み品の成約可能な水準は下押しされやすい。原油高による石油製品価格の上昇を嫌気して、需要家が買いを控えていることも弱気材料に上げられた。 また、シンガポール周辺で基材となるMTBEの供給も多いと指摘された。こうしたなか、4月下旬韓国積み92RONガソリンの成約可能な水準について、FOBベースで同市況に対し1桁台中盤のプレミアムとの見方が聞かれた。 スポット市場では、インドネシア国営プルタミナが4月着として92RONガソリン計90万バレルの買い付け入札を31日締めで実施した。応札価格の有効期限は1日。
ナフサ 日本1社がスポット調達 5月前半日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は中東積み玉の途絶から堅調な市況が続いている。ただ、米国や欧州、インドなどからカーゴをアジアへ運ぶ動きから、買い手がスポット市場で買いに出れば、オファーは提示される状態となっている。日本の丸善石油化学は2日、購買に動き、5月後半着カーゴを購入した。受け渡し時期や玉のスペックに条件を付けていたようで、成約価格はCFRベースで足元の相場より高値だったと聞かれた。 エチレン市場の相場は高値でもみ合っている。ナフサ不足により多くのナフサクラッカーで稼働停止や稼働率の引き下げが行われており、エチレン供給の品薄感は強い。こうしたなか、中国では誘導品の採算が悪化しているため、誘導品の生産設備の稼働を下げて、エチレンを販売する向きもみられる。また、5月米国積み6月アジア着で運ばれるエチレンもあるようだ。
中間留分 GSが4月500ppm軽油を大幅プレミアムで販売 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は変わらず。4月以降のアジア域内の需給について、余剰が生じる可能性が伝えられた。東南アジアを中心に4月以降は航空需要が減少する見通しだ。ベトナムやフィリピンの複数航空会社はすでに4月以降の減便を決定済み。また、東南アジア発、北東アジア着便で減便があった場合、日本など「到着空港での給油が減少する可能性も高い」(日本の石油元売り)という。このため、アジア域内全体で需要が減退するとの声がある。一方、米国やインド品が多く域内に流入している。これまでアジア相場は欧州や米国と対比して高水準で推移してきたため、3月および4月品として一時は欧州方面に向けたカーゴを再びアジアに振り向ける動きなども出ていた。台湾中油(CPC)は5月以降着としてMR船型1カーゴ以上の買いを検討。同社は台湾域内航空需要向けには毎月調達する傾向にある。 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。東南アジア勢の買い引き合いが強い。このなか、韓国から4月積みの販売が浮上した。GSカルテックスは1日締めの入札を通じ、4月14~18日積みの0.05%S軽油MR船型1カーゴを販売した。成約価格はFOBベースでシンガポール市況対比25ドル前後のプレミアム。ベトナムではPVオイルがこれまでに複数回、入札などを通じて4月着0.05%S軽油の買いを試みた。しかし、売値の水準が高いとあって、成約には至らなかった。ペトロリメックスも前週に軽油およびジェット燃料の買い付け入札を実施したが、こちらも成約していない。
重油 供給引き締まり感が緩和 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は横ばい。北東アジアでは売り物が見られず、スポット取引は引き続き閑散としている。ただ、ここにきてシンガポール市場を中心に供給引き締まり感が幾分緩和している。中東情勢が低硫黄重油の供給にはそれほど影響を与えていないとの見方があることに加え、トレーダー筋などによる手持ち在庫も比較的潤沢なようだ。また、バンカー市場では一時的な駆け込み需要が見られたものの、既にそうした動きも収束している。 スポットの取引では、前週前半にタイ石油公社(PTT)が入札を通じて4月24~26日積みの0.5%S重油3万5,000トンを販売した。価格はFOBベースで同市況対比10.00ドル台中盤のディスカウントと伝えられる。台湾中油(CPC)が3月中旬、5月着として0.3%S重油3万6,000トン型2カーゴを購入していたことが判明した。台湾電力向けという。
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