アジア石油製品=5月18~22日: ナフサ、ブレント対比のクラックが急落
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ガソリン ガソリン ノンオキシー品下落、6/7月の月間格差6ドル超の期先安 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場はノンオキシー品市況が軟化した。シンガポール先物市場の期先安により6月後半積みカーゴの相場は下押しされた。シンガポール先物市場の6月限と7月限の月間格差は足元で6.30ドル程度のバックワーデーションと深く、トレーダーによる6月後半積み品の買い気が落ちやすいと指摘された。 台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)は19日締めで、6月14~18日と同18~22日積みとして92RONガソリン各25万バレルの販売入札を実施。相積みとしてFOBベースで同市況に対し、3.10~3.20ドルのプレミアムで成約した。
ナフサ プレミアム縮小、クラッカーの採算乏しく需要伸び悩み 7月前半日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は弱含み。45日前評価の場合、18日から22日にかけて10ドル程度縮小した。原油対比のナフサクラックも大幅に縮小している。7月前半日本着とブレント原油の7月限の価格差は22日時点で115ドルとなり、15日の227ドルから大きく軟化した。 エチレンやプロピレンとナフサの価格差が小さく、ナフサクラッカーの採算性が悪い。トレーダーによると、韓国勢以外のナフサクラッカーの稼働率はおおむね最低水準。韓国でも石化事業への補助金の政府予算が上限に迫っている様子。補助金事業が拡大されるかどうかは不明だが、仮に補助金が終了した場合、採算性の乏しさから韓国勢がナフサクラッカーの稼働を引き下げる可能性が指摘されている。 ただし、欧州や米国からアジア向けのアービトラージが閉じつつあり、アジア着のカーゴが先行き減少する可能性が指摘された。
中間留分 ジェット燃料、0.001%S軽油とも下落、大幅な期先安で 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は切り下がった。売り気が強く、相場を下押しした。シンガポール先物市場では6月から7月にかけて鋭いバックワーデーションが形成されており、プレミアムが圧縮されやすい。S-オイルが21日締めの販売入札を通じて6月21~25日と26~30日積みの各MR船型、合計2カーゴを販売した。前者は同市況比2.00ドル台のプレミアムで交渉が続いている一方、後者は同市況比ディスカウント圏という。積み日による買い気の有無で成約価格に大きな格差が生じているとの指摘が寄せられた。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は下落した。シンガポール先物市場は期先にかけて急なバックワーデーションを形成している。期先安を意識し、月後半はプレミアムが縮小されやすい。韓国ではGSカルテックスが20日締めの入札を通し、6月26~30日積みの0.001%S軽油MR船型を販売した。成約価格はFOBベースで同市況比40~50セントのプレミアム。また、同社はこの入札において期近6月4~8日積みの0.05%S軽油MR船型1カーゴも販売しており、この成約価格はFOBベースで同市況対比2.00ドル程度のディスカウント。SKエナジーは6月下旬積みとして0.001%S軽油の販売を試みている。
重油 韓国積み0.5%S市況は底堅く、アジア域内の供給引き締まり感続く 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場はもち合った。ただし、シンガポールを中心としたアジア域内で供給引き締まり感が払拭されず、相場は底固い。日本や韓国の石油会社は米国産などの軽質原油の精製を増やしている。このため重油留分の生産が減少し、韓国の石油会社はバンカー用として重油カーゴの輸入に踏み切っている。 韓国で13日、S-オイルが入札を通じて6月1~3日積みのスラリー重油(0.7%S)・2万2,000トンを販売した。トラフィギュラがFOBベースで同市況対比40.00ドルのディスカウントで落札したようだ。 シンガポール市場では域外品の流入が減っている状況だ。ナイジェリアのダンゴテ製油所(65万バレル)の操業はこのところ安定しているようで、これまでに6月積みの重油の売りは見られていない。一方、中東情勢の緊迫により、クウェート石油(KPC)のアルズール製油所(日量61万5,000バレル)出しの供給は見られない。
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