アジア石油製品=6月1~5日:7月後半日本着ナフサが約15ドルで成約、市況軟調
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ガソリン 日本から7月下旬積み品の売り浮上 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は横ばい。北半球で夏のドライブシーズンが近づいており、需給が引き締まる可能性が徐々に高まっている。このなか、7月下旬・日本積み92RONガソリンのノンオキシー品が売りに出された。成約に至ったかどうかは不明。 韓国のGSカルテックスは、ヨウス製油所(日量80万バレル)の残渣油流動接触分解装置(RFCC、同9万バレル)1基の稼働を5月末までに再開した。一方で、減圧軽油流動接触分解装置(VGOFCC)を10日ごろまで定期修理入りさせている。トレーダーは「RFCC1基の復帰とVGOFCCの定修入りを考慮すると、ガソリン生産量は日量4万バレルほど回復しているだろう」と指摘した。 GSカルテックスは当面の間、RFCCの不具合により遅れていた5月積みと6月積みの供給ターム契約の解消のためにカーゴを輸出する公算が大きい。
ナフサ 需要弱く相場は軟調、エチレン市況不振で 7月後半日本着オープンスペック・ナフサの市況連動相場は軟調。需要の弱さが重石となった。スポット市場で2日、日本の三菱ケミカル旭化成エチレン(AMEC)や三井化学、韓国のLG化学がオープンスペックを購入した。このうち、三井化学は7月後半・千葉着2万5,000トンをCFRベースで同市況に対し、15ドル前後のプレミアムで購入した。45日前評価。 ナフサクラッカーの稼働が上がらず、ナフサ需要も弱い。市場関係者によると、ナフサとエチレンの価格差が小さいことなどから、「日本や韓国、台湾、東南アジアで計画的に減産したり、停止したりしているナフサクラッカーが多い」という。 一方供給面では、日本や韓国で米国産の軽質原油の精製が増えており、ナフサの収率が増えていると指摘された。
中間留分 GSカルテックスがジェット燃料2カーゴ販売 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は上昇した。買い気の高まりを受けた。北東アジアの石油会社は現在、ターム契約者向けの供給を進めており、7月前半積みのスポット販売が限定的となっている。こういったなか、韓国GSカルテックスの販売した7月前半積みに買い気が集まった。同社は今週、個別交渉を通じて7月積みをMR2カーゴ販売。価格は7月5~9日積みがFOBベースで同市況に対し3.50ドルのプレミアム、9~13日積みが同市況比3.00ドルのプレミアムだった。 中国では今年2回目の輸出割当量が通知された。石油製品は1,300万トン。ただ、中国は限られた国家にのみ輸出を実施しているため、「割当量の通知により、スポット市場においてにわかに中国品が広く出回る可能性は低い」(トレーダー)との見通しも伝えられた。 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。供給の減少を反映した。このところ石油会社は0.001%S軽油の市況の堅調さを背景に高硫黄軽油の供給を抑えていた。韓国のGSカルテックスは個別交渉を通じて、7月10~16日積み0.05%S軽油(MR船型)1カーゴを販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況に対して1.90ドルのディスカウントだった。5~6月にかけて、ベトナムなどの0.05%S軽油の主要な買い手の調達量が限定的だった。このため、SKエナジーなどは高硫黄軽油の供給を減らした。
重油 中国政府、独立系製油所に対し稼働率の引き下げを許可 北東アジア積み3.5%S重油(MR船型、380cst)の市況連動相場は前日から変わらず。需要が振るわない。原油高による重油の先物市況高止まりから、末端需要家による買いが減少している。また、先物市場ではバックワーデーションが形成されていることから、トレーダー筋などは在庫の積み上げを警戒しカーゴの調達を抑えている。 主要な供給先であるシンガポールを中心とした域内バンカー市場では、依然として需要が低迷している様子だ。また、中国では独立系製油所が精製マージンの悪化により、重油カーゴの買いを控えている。 中国政府は6月より、独立系製油所に対し稼働率の引き下げを許可している。ただ、2025年における月間平均の生産量対比として、生産量が80%以下にならないことを要求している。これまでは国内で石油製品の供給を確保するため、政府は4月上旬に独立系製油所の稼働率について24~25年の平均以上とすることを求めていた。
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