アジア石油製品=7月13~17日:アーブ拡大で軽油市況上昇、日本積みの売り続く
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ガソリン ロシアの引き合い増、ベトナムの需要減 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は前日から横ばい。ロシア向けのオキシーガソリンやMTBEの引き合いが強く、相場の支えと指摘された。市場関係者によると、ロシアの西側と東側の両方向けに引き合いが旺盛なようだ。既報のとおり、日量20万~30万バレルほどを輸入するポジションになっていると伝えられている。また、ロシア原油のエクイティを持っている企業に対し、原油を輸出する代わりに石油製品をロシアへ輸入することを求めるといった策も検討されているとの情報も聞かれた。 一方で、ベトナム向けの引き合いが減少傾向にあるようだ。市場関係者は「ベトナム全国で6月1日からエタノール10%混合のE10ガソリンの販売が始まり、旧来のガソリンの消費が減少しているのだろう」と指摘した。
ナフサ 9月前半日本着OSN、+20ドルで成約 主な商談時期が9月前半着へ移行した。9月前半日本着オープンスペック・ナフサ(OSN)の市況連動相場は日本市況に対し、カーゴ到着45日前評価で20ドル前後のプレミアムとなり、8月後半着と比べて5ドル前後強まった。アーブの縮小やロシア出しの減少、ホルムズ海峡に向かうタンカーが少ないことなどから、供給が引き締まっている。需要面では韓国勢がスポット市場で買い気を強めると見る向きがある。韓国政府が3月下旬、ナフサの輸出を5カ月間、原則禁止した。この政策により、韓国国内の製油所で生産されたナフサが国内に流通し、石化用の原料需要をある程度まかなっている。同政策が予定どおりに終了する場合、ナフサクラッカーを持つ需要家は9月着以降の原料を海外から仕入れる必要が出てくる、と市場関係者は指摘した。 スポット市場で15日、9月前半日本着OSN2万5,000トンがCFRベースで7月後半の日本市況に対し、20ドル前後のプレミアムで成約された。
中間留分 10ppm軽油、中南米向けの引き合い旺盛 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は週後半に下落した。欧米向けアービトラージが縮小し、裁定取引を狙った買いが減退した。韓国GSカルテックスは16日、入札を通して8月下旬積みのLR2船型1カーゴを販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況対比40セント程度のプレミアムだった。同社は当初、8月23~27日と26~30日積みとして各30万バレルを対象とする販売入札を開示したが、これらのカーゴへの買唱えが同市況比フラット程度にとどまったことから、LR2船型での販売に変更したと伝えられた。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。チリをはじめ中南米向けのアービトラージが開いており、引き合いが旺盛だ。米国から欧州向けの輸出が増加し、中南米で品薄感が台頭している。また、欧州方面のアービトラージも引き続き開いており、アジア相場の強材料となった。 このなか、ENEOSとコスモ石油が8月上旬積みとして0.001%S軽油各MR船型を販売した。ENEOSは仙台と川崎の2港積み。コスモ石油の積み地は明らかではない。日本の元売り7月入り後、軽油の輸出量を増やしている。
重油 0.5%S、先行きの供給懸念が再燃 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は横ばい。中東情勢が再び悪化するなか、供給懸念が再び広がった。シンガポール市場でトレーダー筋らによる買い気が目立っている。中東情勢の影響で、先行きの供給が減少する可能性があり、在庫確保の動きとも言えそうだ。北東アジア石油会社は、9月以降の原油供給に対する懸念から、8月積みの輸出を躊躇している様子。このところ、域内では低硫黄重油のスポット販売が見られない。 台湾中油(CPC)は、大林製油所(日量35万バレル)で4月上旬から火災事故により停止中の残渣油流動接触分解装置(RFCC、日量8万バレル)を、7月下旬にも再稼働しそうだ。現段階では8月積みとして低硫黄重油カーゴの販売を予定していないという。
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