アジア石油製品=7月20~24日:ナフサが急伸、中東情勢悪化で供給不安
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ガソリン ノンオキシー品下落、オキシー品は強材料散見 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場はノンオキシー品市況が大きく下落した。月間格差が深いバックワーデーションを形成しており、積み日が8月の下旬に向かうほどプレミアムが圧縮される傾向にある。 オキシー品は強材料が散見される。インドネシア国営プルタミナが8月着として90RONと92RONガソリンの買い入札を実施。原油処理量が低下したままとみられる。また、バリクパパン製油所(日量36万バレル)で新規の残渣油流動接触分解装置(RFCC)の稼働開始が遅れている。市場関係者によると、7月中旬に立ち上げ作業に当たったものの、問題が複数見つかったため、8月末に稼働開始を先送りした。 マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)は20日午前、第1RFCCの稼働を停止した。同設備は7月初めに再稼働したばかりだった。
ナフサ トレーダーがシンガポール市場でショートカバー 9月前半日本着オープンスペック・ナフサ(OSN)の市況連動相場は急上昇した。中東情勢が再び緊迫しており、ナフサや原油の供給逼迫がアジアのナフサ相場に上方圧力を加えている。シンガポール市場でショートカバーを急ぐトレーダーも散見されるという。また、アジア域内で原油の調達不足により製油所稼働が低下し、ナフサの生産に影響する可能性も指摘される。 韓国のS-オイルが国内のナフサクラッカー向けにライト・ナフサの販売に動いているようだ。パイプラインでつながっている大韓油化工業(KPIC)以外への販売もあり得るとの見方が寄せられた。韓国の石油1社は「中東情勢を考慮すると、政府がナフサの輸出禁止措置を延長する可能性は十分に考えられる」とみている。 9月前半日本着ヘビー・ナフサの市況連動相場も急伸。アジアで売り物が限られており、供給が引き締まっている。供給元の1つの米国もガソリン需要期のため輸出余力があまりないという。
中間留分 8月/9月限の大幅な期先安を形成中 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は軟化した。シンガポール先物市場では8月から9月にかけてのバックワーデーションが拡大しており、先安意識が強まっている。また、欧州向けのアービトラージは縮小、米国向けアーブは安定しない。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は大幅安。シンガポール先物市場では8月と9月の月間格差が期先安を形成している。また、紅海沖のタンカー航行の危険性が高まり、アジアから欧州向けの玉調達を控えるトレーダーが多く、北東アジア域内に玉が滞留しやすい状況だ。 中東積みのジェット燃料および軽油(LR船型)の市況連動相場はいずれも上昇した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、サウジアラビアの船舶に対して海上封鎖を実施すると宣言。これにより紅海側からの供給にも不透明感が生まれ、相場は押し上げられた。
重油 期先安が一段と拡大 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は下落した。先物市況の期先安を背景に、8月後半積みの買い気が減退している。シンガポール先物市場では、0.5%S重油の8月と9月限の月間価格差は50ドル前後の期先安に拡大。これにより、トレーダーは8月後半積みカーゴの調達をリスクと捉え、新規の買いを控えている。
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