アジア石油製品=7月27~31日:軽油が急伸、9月前半積みへの買い気で
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ガソリン 8月上旬水島積み95RONが成約 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は横ばい。ただ、原油供給の先行き不透明感からスポット販売量の減少している。ショートポジションを抱えるトレーダーや需要家の買い気が高まりやすくなっている。 日本の石油1社はスポット市場で8月4~8日水島積みとして95RONガソリンをMR船型で1カーゴ販売した。同社は7月末積みで別の港からもMR船型でガソリンの輸出予定があるとの情報が寄せられた。ただ、日本の石油会社の間で、中東情勢悪化を受けて国家備蓄原油の追加調達を検討している業者がいる様子。国家備蓄原油を用いて石油製品を精製する場合、再び輸出を抑える可能性が指摘された。 オキシー品の商いで、ベトナムのペトロリメックスがスポット調達に動いた。対象は8月10~14日積みと同26~30日積みの93.5RONで、数量はいずれも4万立方メートル。ベトナム全域で導入されているエタノール10%混合のE10ガソリンの生産に用いるとみられる。
ナフサ 軟化、需要の冷えを反映 9月前半日本着オープンスペック・ナフサ(OSN)の市況連動相場は下落した。需要の弱さが市況を押し下げた。ナフサを使用した場合のナフサクラッカーの採算性が悪化しており、買い気が下火。韓国、中国の石化メーカーはナフサ以外の原料の調達と分解を進めている。中国の石化1社は「LPGの分解を増やして、できる限りナフサの使用を抑えている」と述べた。 一方で、原油の調達数量が先行き不透明とあり、製油所稼働の低下と自国で生産されるナフサの数量低下が懸念される。 石化原料となるナフサとLPGの9月前半日本着の価格差は31日時点で、ナフサとプロパンが172ドルのナフサ高、ナフサとブタンが122ドルのナフサ高となり、LPGがナフサ対比で割安な状況が続いている。
中間留分 軽油市況は急伸、9月上旬積みへの買い気高まる 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は横ばい。中東情勢の先行きが見通しにくく、各社は9月積み販売に動きにくい状況だ。韓国石油会社の多くは模様眺めの姿勢をとっており、またこれらの石油会社からターム契約で供給を受ける業者の多くも様子見姿勢を取っていた。韓国S-オイルはヤンブー港出し原油の引き取り量が多いものの、この供給が見通しにくく製油所稼働率の調整を検討中。大手トレーダー向けの供給も減少する可能性が指摘された。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は急伸した。石油会社の中には中東からの原油供給不安により販売を手控えるケースが多い。こういったなか、買い手は調達を急いでおり市況は上昇した。日本ではENEOSなどが8月積みのカーゴを抱えているとみられる。既報のとおり、中東情勢不安によって販売を一時的に見合わせている。
重油 市況は上昇、供給引き締まりで 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。中東情勢の不透明感から、供給引き締まり感が強まっている。韓国石油会社はバンカー向けの供給を優先しており、8月積みではカーゴのスポット販売はなさそうだ。供給の引き締まりから、シンガポールを中心としたアジア域内のバンカー市況が好調となっている。 マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)が8月6~7日積みとして低硫黄ストレートラン重油(0.5%S)50万バレルの販売に乗り出した。ただ、その後、販売を取り止めた。原油供給の懸念が強いことに加え、臨時修理を実施していた残渣油流動接触分解装置(RFCC)2基とも再稼働をしたためだ。
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