アジア石油製品=8月17~21日:0.5%S重油が急騰、供給減と中国の買いで
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ガソリン 全面安、期先安受け 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は軒並み下落した。シンガポール先物市況の期先安を背景に、9月後半積みの買い気が減退している。9月後半積みカーゴの調達がリスクと意識され、プレミアムは下押しされた。 台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)は9月13~17日と18~22日積み92RONガソリン各25万バレルの販売入札を実施した。市場関係者によると、この入札は1社が2カーゴとも落札したようで、LR1船型に相積みされる予定。ブレンディング用でシンガポールへ運ばれるとの見方が優勢。基材となるアルキレートの商談ではFPCCが9月後半積み1万8,000トンを販売した。 韓国では石油1社がノンオキシー品、オキシー品ともにスポット販売に動いている。インドからシンガポール方面および欧州方面への輸出も継続中という。
ナフサ 軽質安、重質高の傾向 10月前半日本着オープンスペック・ナフサ(OSN)の市況連動相場は横ばい。ナフサクラッカーの不具合により、需要が一時的に落ち込んでいる。日本で8月中、ナフサクラッカー1基が稼働を計画外停止、別の1基が定期修理からの立ち上げに遅れが発生した。9月にも別の1基が1週間ほど稼働を止めて、当初予定していなかった修繕作業に当たる予定だ。韓国でもデサン地区でクラッカー1基が不具合を抱えている。これらの影響で、軽質ナフサが一時的に余剰になっていると目されている。 一方で、重質ナフサの市況は底堅い。堅調なガソリン市況や芳香族市況が相場を支えているとみられる。堅調な重質ナフサ市況を考慮して、韓国勢のなかにはコンデンセートや軽質原油を調達し、ナフサなど石油製品を精製する動きも確認されている。
中間留分 ジェット市況下落、中韓積みの販売が散見 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は下落した。シンガポール先物市場の9月限では、ジェット燃料と軽油の値差を表す「リグレード」がマイナス圏で推移。軽油の需給に引き締りがある一方、ジェット燃料は中国から8月品、韓国から9月品の供給が多い。米国や欧州方面への9月下旬積みの裁定取引が難しいとの声が多く、域外向けの買いも限られた。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場も切り下がった。前週から韓国や台湾積みの販売が増加しており、相場に下押し圧力が強まった。一方、日本からは9月積みの新規販売が浮上せず。中東における和平交渉の先行きが不透明で、原油確保が依然として不安感。このため方向が定まるまで、石油製品の輸出を手控える石油会社がいる。また、8月下旬以降、ENEOSやコスモ石油が製油所の定期修理を予定していることも新規販売がない一因となった。大阪国際石油精製(OIREC)千葉製油所(日量15万5,100バレル)の常圧蒸留装置は12日に稼働再開。同製油所は8月上旬より2週間ほど停止していたとあって、同製油所からの輸出に遅れが生じているとの指摘が寄せられた。
重油 0.5%S重油相場急騰、供給引き締まりと中国への買い浮上 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は急騰した。域内供給の引き締まり感が強いなか、中国から買いが浮上。相場は跳ね上がった。台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)は入札を通じて9月21~23日積みの0.5%S重油4万トンを販売した。仕向け先は香港を含む中国とみられる。中国では国産品が不足しているようで、ボンドバンカー用として重油カーゴの輸入を増強している。中国の製油所は稼働率を引き上げている段階ではあるものの、ガソリンや中間留分の精製を増やしており、低硫黄重油の生産は減っているもようだ。
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