アジア石油製品=9月7~11日:韓国積み灯油の商談低調、輸入採算不振で
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ガソリン ガソリン 9月輸出量60万トン余の見通し 中国 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は横ばい。米ガソリン市況が続伸中で、米方面へ引き合いが続く可能性があり、アジアのガソリン市況の支えとなっている。また、インドネシア向けの需要も続くと見込まれる。 供給面では9月の中国積み品の数量が当初の見込みより少なくなりそうだ。市場関係者によると、9月の数量は60万~65万トンとの公算が大きくなっている。当初、最大で80万トン程度まで増えるとの観測があった。期近の数量が想定より減るとの見通しが10月積みの供給引き締まり感につながっているとみられ、シンガポール先物市場の10月限/11月限の月間格差は7.20ドル程度の期先安を形成している。 インドネシア国営プルタミナは7日締めで、10~12月着調達分のターム入札を実施した。対象のオクタン価は90RONと92RONで、数量は月間910万バレル。同社のバリクパパン製油所の残渣油流動接触分解装置(RFCC)の立ち上げ時期が2027年7月に先送りされたと伝えられた。
ナフサ ヘビー上昇、域外品の減少で 10月後半日本着オープンスペック・ナフサ(OSN)の市況連動相場は上昇。先行き、韓国や中国の石化メーカーがナフサクラッカーの修繕作業を予定しており、域内でエチレンやプロピレンの供給引き締まり感が一時的に強まる可能性が指摘されている。この影響で、稼働中のクラッカーが稼働を引き上げ、オレフィンの生産不足を補うとの観測が石化メーカーから示された。ただ、稼働引き上げを決めたクラッカーは現時点で聞かれていない。一方で、米国から中国向けのエタンの輸出量が増加しているとの情報もあり、ナフサの輸入増を抑える可能性が指摘された。 10月後半日本着ヘビー・ナフサの市況連動相場は堅調。供給引き締まり感が相場を押し上げた。供給元の米国や欧州でヘビーの輸出余力が低下しており、需要地のアジアで供給が減少している。アジア域内で出荷されるカーゴであれば、10月後半日本着の相場はCFRベースで日本市況に対し100ドルかそれ以上のプレミアムと伝えられた。
中間留分 韓国勢、日本への灯油販売は消極的 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は週後半に下落した。中国勢による9月積みの売り圧力が強く、10月前半積み相場を下押しした。9月積みとして中国からは香港、マカオ向けを含め210万トン以上の輸出が見込まれる。一方、需要面では米西海岸向けなど域外向けアービトラージが完全に閉じており、引き合いが弱い。シンガポール先物市場ではこれを反映し、10月限から11月限にかけてコンタンゴを形成した。 韓国積み灯油(SR船型)の市況連動相場は横ばい。主要な買い手である日本向け商談は限定的だ。日本向け輸入採算が不振とあり、買い手は手当てを躊躇している。また、売り手である韓国石油会社も日本以外の地域へジェット燃料の輸出する方がより大きな利益を得られるため、日本向けの売りには積極的ではない。売買双方の唱えが乖離している。 複数の市場関係者によると、8月における日本元売りの国内出荷量はENEOSが前年比93~94%、コスモ石油が104~105%となる一方、出光興産が146~147%と大きく増加した。日本商社は輸入品の購入を控え、日本の石油会社からの調達量増強を試みている。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)は下落した。フレートが依然として高く、FOB市況の下押し材料となった。中国の9月の輸出量について、市場関係者からは140万~160万トンとの指摘が寄せられた。高いクラックマージンを好感し、石油各社は輸出を増強。10月以降も輸出は高水準で推移する見通しだ。
重油 ダンゴテから売り 韓国積み0.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は下落した。弱材料が重なり、相場に下押し圧力が強まった。域内外でスポット販売が続いていることもあり、取引の中心であるシンガポール市場で供給が増えている。ナイジェリアのダンゴテ製油所(日量65万バレル)が9日締めで、9月20~22日積みとして低硫黄ストレートラン重油(0.5%S)7万トンとスラリー重油6万トンの販売入札を実施した。 加えて運賃高もFOBベースの相場に下押し圧力を強めている。韓国とシンガポール間のMR船型のフレートはトンあたり30.00ドル近くで高止まりしている。 先物市場の期先安が依然として大きいことも弱材料。トレーダー筋はリスクを意識し、買値を抑えている様子だ。10月と11月限の月間価格差は35.00ドル以上の期先安になっている。
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