アジア石油製品=10月19~23:ナフサは上伸、中東玉減少の警戒感で
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ガソリン 下落、フレート高と需要後退で 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は下落。フレート相場の高止まりに加えて、11月積み品の需要も埋まりつつあり、相場に下方圧力がかかっている。また、中国から10月積み品の売りが再開されたことで、「ショートポジションのプレーヤーがほとんど見られなくなった」(トレーダー)。 東南アジアでは、マレーシアのペンゲラン石油精製・石油化学(PRefChem)の製油所(日量30万バレル)が近く渣油流動接触分解装置(RFCC、同8万5,000バレル)2基の稼働を再開できるとの見通しが聞かれた。RFCCは18日ごろに、不具合で停止したとみられる。シンガポール市場では高RON品の市況に下押し圧力がかかっている。市場関係者は「PRefChemの精製装置が早期に復帰するとの見方から、オクタン価バリューが抑えられたのではないか」と指摘した。
ナフサ 上伸、中東玉減少の警戒感で 12月前半日本着オープンスペック・ナフサ(OSN)の市況連動相場は堅調。フレート高を受けて、欧米からアジア向けのアービトラージが閉じている。また、最近になってホルムズ海峡を通過するタンカーの数が減少しているとの情報が伝わり、ナフサの供給が先行き引き締まるとの警戒感もあると指摘された。 装置関連では、韓国のLG化学は23日までに、ヨウスで保有する第1ナフサクラッカー(エチレン年産118万トン)を定期修理のため、停止させた。工期は12月11日まで。同ナフサクラッカーが再稼働後、LG化学は現在稼働している第2ナフサクラッカー(同90万トン)を生産調整のため、再度停止するとみられる。
中間留分 軽油は軟化、韓国勢の売り気強く 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は下落。北東アジア勢からの供給が増加する一方、域内における需要家の調達もほぼ終了していることから、余剰感が強まった。韓国では現代オイルバンクが入札を通して11月下旬積みを販売した。S-オイルも21日締めの入札で11月22~26日積みのMR船型1カーゴを販売。GSカルテックスは11月8~12日積みの30万バレルもしくは45万バレルを対象とする販売入札を開示したがその後取り下げとなった。 韓国積み灯油(SR船型)の市況連動相場は上昇した。韓国勢の販売余力の低下を受けた。日本政府による灯油の調整単価支給が決定したため、日本商社や元売りが韓国石油会社に対し、11月積みカーゴの販売余力を探る動きが活発となっている。しかし、韓国石油各社は、11月積みとしてMR船型のジェット燃料もしくはケロシンの販売を決めたケースが多い。また、日本の大手元売り2社との間で冬期ターム契約を取り決めたり、大手元売りとターム交渉が大詰めを迎えたりしている。このため韓国勢の売り余力は限られ、相場は上昇傾向だ。 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)は下落した。韓国から11月積みの販売が散見される。S-オイルは11月積みとして0.001%S軽油MR船型3カーゴを対象とする販売入札を行った。他の石油1社も0.001%S軽油11月積みとして15万バレルの販売に動いているようだ。GSカルテックスも11月21~25日積みとして0.005%S軽油もしくは0.05%S軽油として30万バレルの販売入札を開示。 イ・ジェミョン大統領は21日、国内の供給義務数量の引き下げと輸出拡大に向けた準備を進めていると述べた。現在、韓国政府は石油4社に対し、ガソリン、灯油、軽油の月間の輸出量を前年同月比100%を上限とするよう定めている。しかし、国内では軽油需要が芳しくない。また、政府が国内で統制価格を敷いていることにより、国内価格は海外市況より割安に抑えられている。石油会社やトレーダーからは「韓国の輸出拡大が進めば、相場は大きく押し下げられる」との見通しが寄せられた。ただ、現時点では具体的な日程等は示されていない。
重油 中国からHSFOの買い気強まる 北東アジア積み3.5%S重油(MR船型、380cst)の市況連動相場は横ばい。需給は引き締まっているものの、フレート高が依然として市況の重石になっている。地政学的リスクから、中東およびロシアからの高硫黄重油の輸出が減少している。一方、中国では9月以降、国内での供給減を背景にバンカー用として高硫黄重油に対する買い気が強まっているという。中国でもバンカー市況が堅調なことから、足元のフレート高でも輸入採算が合うもようだ。 スポット市場では、台湾フォルモサ石油化学(FPCC)が20日、入札を通じて11月22~26日積みの3.5%S重油(180cst)4万トンを販売した。
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