トリドールホールディングス(HD)は4日、日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと、トリドールHD傘下の「丸亀製麺」などの店舗で発生した廃食用油を、国産の持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)の原料として供給する基本合意書を締結した。
トリドールHDの保有する外食店で発生する廃食用油の量は年間およそ600トン。今後、トリドールHDは廃食用油の一部をレボインターナショナルに引き渡す。SAFFAIRE SKY ENERGYは、2024年度下期~2025 年度初頭の生産開始を目指して現在建設中の国産初SAF大規模生産プラント(大阪府堺市)で、レボインターナショナルから引き取った廃食用油を原料に、SAFを製造する。日揮HDは、廃食用油を原料とする SA 製造事業に関するサプライチェーンの全体構築を主導する
日揮HD、レボインターナショナルは、コスモ石油と共同で国内での廃食用油の収集から SAFの製造・輸送・供給に至るサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社 SAFFAIRE SKY ENERGYを設立。国内で発生する廃食用油のみを原料に、年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指している。
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