石化再編・韓国=デサンの再編計画が承認、ロッテのエチレン設備は稼働中断へ
韓国の通商産業部は25日、現代オイルバンク、現代ケミカル、ロッテケミカルによるデサン化学工場の合理化策の最終案を23日付で承認したことを発表した。これは同国が実施する石油化学産業構造再編ロードマップに基づく初の承認となる。
ロッテケミカルのデサン事業所を分割したうえで、現代オイルバンク・ロッテケミカルの合弁化学メーカーである現代ケミカルと合併させ、エチレン設備および誘導品設備の運営も統合する。生産合理化ではロッテケミカルが現在保有する110万トンのエチレン設備の稼働を停止するほか、重複する赤字の誘導品設備の稼働も停止する。
デサンのエチレン生産能力はロッテケミカルのほか、現代ケミカルが同85万トン。このほかLG化学が同127万トン、ハンファトタルエナジーズが同152万5,000トン。
ロッテケミカルはエチレン設備の稼働停止について「期間を3年間とし、その後に稼働再開を検討したいようだ」(韓国市場関係者)との観測も聞かれた。ロッテケミカルは25日に、今後の稼働について決まった事実はないとの立場を表明しており、現時点では完全に廃棄するかどうかも決定していない。停止する誘導品設備についても、「現在評価中」(同)。
こうした取り組みに対し政府は最大1兆ウォン規模の新規資金支援および、同額の永久債への転換などの金融面、事業再編に伴う地方税や資産売却時の法人税などを減免するといった財政面からの支援を表明。このほか、電気料金の引き下げや原油・ナフサの無関税機関の延長などを通じたサポートも行うとしている。
両社によるデサン以外のプロジェクトについても進行中だが、具体化するまで「時間を要しそうだ」(同)。
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