ベトナム=唯一の石油化学コンプレックスが停止、イラン情勢悪化で
タイのサイアムセメント(SCC)は22日、化学部門の子会社でベトナムにあるロンソン石油化学(LSP)の操業を5月中旬から一時的に停止すると発表した。これまでLSPは中東の情勢が緊迫化して以降、操業を継続するため中東以外からナフサやプロパンといった原料を調達してきたが、コスト面および調達の安定性の両面での制約を受けていることから、一時的な操業停止が避けられないと判断したという。操業停止による固定費は1カ月あたり約2億5,000万バーツ(約12億4,000万円)を見込む。
SCCは停止期間中にLSPのメンテナンス作業を行うほか、原料としてエタンを使用する設備改造工事を実施する予定だ。停止期間については明らかにしておらず、タイの市場関係者は「中東情勢の動向次第になりそうだ」としている。
LSPはベトナムで唯一の統合された石油化学コンプレックスで、生産能力はエチレン年産95万トン、ポリエチレン同95万トン、ポリプロピレン同40万トン。
SCCは合弁子会社であるラヨンオレフィン(ROC)を3月10日時点から同様の理由で停止しており、出資する3基のエチレン設備のうち2基が停止に追い込まれる事態となっている。
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