北海道=森林由来のJクレジット、6日から販売開始―5,500トン
北海道は、Jクレジット制度を活用して道有林で創出した森林由来クレジット、「キキタ・Greenクレジット」の販売を6日から開始した。同日現在の販売可能量は、5,500トン(二酸化炭素・CO2換算)。最低販売数量は1トン、最大が999トン。通常販売、入札販売、長期協定販売の3区分で販売される。
通常販売の期間は2026年3月31日までで先着順に販売。販売価格は、購入数量や企業の所在地などにより区分を設けた。2026年度は、例えば、購入量が100トンから499トンの場合、「標準価格」は1トンあたり9,000円(税抜)だが、道内に本店や支店を持つ企業向けの「道内事業者価格」は8,100円などと割安の設定。
入札販売の募集は2期間あり、第1回は8月6日~22日まで。第2回は9月1日~9月15日となっている。販売予定数量は各回ともに5,000トン。1者あたりの購入数量は100トン単位で、最低が1,000トン、最高が5,000トンに設定されている。
長期協定販売は大規模かつ複数年度に渡って販売する区分。こちらも道内企業への優先販売があり、販売期間は8月22日まで。価格は1トンあたり4,000円。国内の全企業を対象とした販売期間は9月1日~9月12日で、価格は1トンあたり4,500円。販売予定数量はどちらも10,000トンとなっている。
このほか、道は今年4月1日からJクレジットの前身である「J-VER」の販売も開始した。6日現在の販売可能量は762トン。販売価格はJクレジットと同設定となっている。
※期間は3年間とし、価格及び数量を固定し販売。
表の出所: 北海道 発表資料