神戸製鋼=ブラックペレットをマレーシア企業と生産へ
神戸製鋼所は25日、マレーシアのSamling Strategic Corporation Sdn Bhd(以下、Samling社)と、ブラックペレットの製造・販売に関して共同で事業化検討を開始すると発表した。
ブラックペレットはバイオマス燃料である木質ペレットを、特定の条件で炭化することで、石炭と同等の発熱量を有する燃料となり、発電燃料だけでなく製鉄原料としても使用できる可能性を持つ脱炭素原燃料。神戸製鋼所は、ブラックペレットを製鉄工程におけるCO2排出量削減の有力な手段と位置づけ、高度なペレット製造技術を保有するUBE三菱セメントと共同で事業化の検討を行うと5月に公表していた。
今回発表された、マレーシアのサラワク州に木質資源を有するSamling社とも連携することでブラックペレットのサプライチェーン構築に向けて、大きく前進した形だ。12月末までに調査を完了し、早ければ2026年に最初のブラックペレット生産設備の建設に着手するという。
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