JAL=国内初となる水素燃料の航空機けん引車を試験開始
日本航空(以下「JAL」)、JALUX、JALエアテックは29日、国内で初めて水素を燃料とする航空機けん引車の試験運用を開始すると発表した。
この取り組みは、東京都の「空港等におけるFC(燃料電池)モビリティ早期実装化支援事業」に採択され、2024年度からJAL、JALUX、JALエアテックとタジマモーターコーポレーション(以下「タジマモーター」)の4社共同で推進してきた。JALUXが事業実施者となり、次世代モビリティに関する豊富なノウハウや整備施設を有するタジマモーターが車両開発・改造、JALが試験運用を行い、JALエアテックが車両保守および水素充填を担当する。
27年間使用した航空機けん引車を水素燃料電池車両に改造し、空港内での水素供給の運用方法、車両性能などを多角的に検証していく。小型から中型の飛行機をけん引し、1週間に1度、約20分(35MPa)で最大約10kgの水素を充填することで、70㎞前後の走行が可能だ。
実証に使われる、航空機けん引車
写真の出所:日本航空 発表資料
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