日本水素エネルギー=川崎臨海部の水素パイプライン設計契約を締結
日本水素エネルギー(以下JSE)は2日、川崎臨海部における水素パイプラインの基本設計(FEED)について、JFEエンジニアリングとの契約締結を発表した。FEED(Front End Engineering Design)とは、事業の投資判断に必要な情報を得るための、技術的な課題の洗い出しや概算コストの算出作業。
JSEは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション事業として、液化水素サプライチェーンの商用化実証事業を実施中で、2030年には30円/Nm3の水素供給コスト (船上引き渡し)が実現可能かどうかを検証する。
今回のFEED契約によって敷設されるパイプラインは、国内で調達した水素を、川崎市扇島に建設予定の「川崎LH2ターミナル」に送るために使われる。将来的な商用化実証の段階では、海外から受け入れた液化水素を気化させて、川崎臨海部の需要家に供給するインフラとなる予定で、これらの水素は、需要家により電気や蒸気に変換して活用する事を想定している。
今回パイプライン敷設のFEED契約が締結された業務範囲
図版の出所:日本水素エネルギー 発表資料
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