トヨタ=クラウンの水素タクシーを都内事業者へ 3日より配車可能
トヨタ自動車(以下トヨタ)は3日、東京都が発足させた「水素で世界をリードする東京」を目指すプロジェクト「TOKYO H2」に参画すると発表した。このプロジェクトでは、燃料電池タクシー普及拡大の皮切りとして、高級セダンであるクラウンをベースとした燃料電池自動車(FCEV)タクシーを試験導入する。
トヨタは、東京都が掲げているFCEVタクシーの導入目標(2030年度に約600台)をサポートし、2025年度に200台の導入を目指す。3日より、国際自動車、大和自動車交通、小松川タクシーが「クラウンFCEV」を1台ずつ運用を開始しており、FCEVならではの高い静粛性と、電動リクライニングやマッサージ機能などによる快適な移動体験ができるという。タクシー配車アプリ「S.RIDE」から、「水素タクシー」として指定することで配車予約ができる。
また、トヨタは「TOKYO H2」プロジェクトへの参画に合わせて、2015年にオープンした、FCEVや水素についての情報発信施設「TOYOTA MIRAI ショールーム」(東京都港区)を、「TOKYO H2 HUB」としてリニューアルオープンしたと発表。FCEVの試乗も可能になっている。
東京都は、タクシーを含めた商用車のFCEV導入事業者を補助金などでサポートし、2035年までに約10,000台の普及を官民一体で目指す。
トヨタのクラウン(FCEV)
写真の出所:トヨタ自動車 発表資料
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