3者共同=自動車部品工場などで大気中のCO2を吸収する実証実験開始
総合自動車部品メーカーのIJTTとJクレジットプロバイダーのバイウィル、二酸化炭素(CO2)吸収と固定技術を開発するSanta Mineralは10日、大気中のCO2を直接回収し、Jクレジット化を目指す協定締結を発表した。
この取り組みは、Santa Mineralが開発するCO2を吸収し、固定する装置「SUKUU(スクウ)」を、自動車部品の鋳造を行うIJTT北上工場の製造現場と、バイウィル本社オフィスに設置するもの。常時運用することで、大気中からCO2を直接回収(DAC:Direct Air Capture)する実証実験となる。
DACによって回収されたCO2はコンクリートに固化される仕組みとなっており、バイウィルが主導してJクレジットの新方法論「IN-006:CO2 吸収型コンクリート」を適用したプロジェクト登録を進め、2026年のカーボンクレジット創出を目指す。
Santa Mineralが開発するSUKUUの仕組み
図版の出所:バイウィル 発表資料
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