INPEX=サッカーJ3の脱炭素イベントでRD燃料を供給
INPEXは、13日に長野県松本市で開かれたサッカーJ3、松本山雅FC対アスルクラロ沼津の試合に合わせたイベント会場へのバスに、「RD40(リニューアブルディーゼル40%混合)」を供給したと発表した。
このイベントは、「サステナマッチ ゼロ カーボンチャレンジ」と銘打たれ、脱炭素社会を広める狙いで行われたもの。松本山雅FCのホームスタジアムである「サンプロ アロウィン」と松本駅を結ぶシャトルバスの一部にRD40が使用された。供給はINPEXの100%子会社であるINPEX JAPANを通じ、松本山雅FCやアルピコホールディングス、ヤマサと協力して実施した。
RD40は、廃食油など食品と競合しない再生可能資源を原料にしたRDを、軽油に40%配合した燃料。既存のディーゼルエンジンでそのまま使用でき、二酸化炭素(CO2)排出量を最大40%削減できるとされる。トラックやバス向けに利用が進められており、燃料供給施設や車両の改造を必要としない「ドロップイン燃料」に位置づけられる。INPEXは2024年からフィンランド最大のRD燃料メーカー、Neste社との協働による、RD40の製造、供給を進めてきた。今後も、イベント会場や工事現場などで使用する車両への導入を視野に販路拡大を図る。
RD40を供給されるシャトルバス
写真の出所 INPEX 発表資料
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