いすゞ自動車とトヨタ自動車は29日、水素を使用する次世代燃料電池(Fuel Cell:FC)路線バスの実用化に向けて、共同開発を進めると発表した。いすゞと日野自動車が50%ずつ出資するジェイ・バスの宇都宮工場で、新型FC路線バスを2026年度から生産する計画だ。
今回、新たに開発するバスは、2002年よりバス事業で協業する、いすゞと日野自が販売してきたバッテリーのみで駆動するフルフラットのBEV(Battery Electric Vehicle:BEV)路線バスをベースに、トヨタの燃料電池システムを組み合わせる。BEVとFCEVの部品を共通化し、コスト低減を図るのが狙い。

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