JAPEX=北海道苫小牧市で特別高圧蓄電所を着工、27年秋運開へ
石油資源開発(JAPEX)は6日、北海道苫小牧市にある同社北海道事業所構内に系統用蓄電池施設「JAPEX苫小牧蓄電所」の着工を発表した。営業運開は2027年秋を予定する。
JAPEXの蓄電所は8月1日から稼働中の千葉県千葉市の「JAPEX美浜蓄電所」(出力1,999kW、容量約6,000kW)に続く2カ所目となるが、特別高圧蓄電所としては同社初。出力2万kW、合計容量10万6,000kWとなる。完成後は、再生可能エネルギーの出力変動を補完する調整力を提供し、電力系統の安定化に寄与することを狙いとしている。
建設は、太陽光発電事業での実績を積んできた京セラコミュニケーションシステムが担う。なお、この事業は、資源エネルギー庁の令和6年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されている。
JAPEX苫小牧蓄電所の完成イメージ(パワーエックス提供)
図版の出所:JAPEX 発表資料
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