エア・ウォーター=長野県松本で資源循環モデル施設を本格稼働
エア・ウォーターは10日、長野県松本市で建設を進めていた、地産地消エネルギーの循環型モデル実証施設「地球の恵みファーム・松本」が完成し、本格稼働を開始したと発表した。
この施設は、「バイオマスガス化プラント」「メタン発酵プラント」「スマート陸上養殖プラント」「スマート農業ハウス」の4設備で構成されている。未利用バイオマスや食品廃棄物を原料にエネルギーを創出し、発電、給熱、二酸化炭素(CO2)回収、ドライアイス製造、肥料化といったプロセスを構築する。
具体的には、木質バイオマスのガス化による150kW級の発電、食品廃棄物のメタン発酵によるバイオガス化で300kW級の発電を行う。発電施設からの排熱は農業ハウスや養殖設備に、排気ガスはCO2を分離回収して液化炭酸ガスやドライアイスとして活用する。敷地面積は約1万平方メートルで、敷地の一部は里山ゾーンとして植栽を施し、地域生態系の保全も配慮している。
「地球の恵みファーム・松本」の資源循環イメージ
図版の出所 エア・ウォーター 発表資料
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