三菱重工=日本触媒や北電と水素サプライチェーン構築で連携
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三菱重工業は30日、日本触媒と共に応募していた、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業」に採択されたと発表した。
このプロジェクトは、アンモニアを水素の貯蔵、運搬媒体(キャリア)として活用する水素サプライチェーンの構築を目的としている。水素が必要とされる需要地の近くで、中規模、分散型のアンモニア分解技術の開発を進める。独自に開発したアンモニア分解触媒を用いて、蒸気や排ガスを利用したアンモニア分解技術の開発を推進する。
2社は2027年度までの事業期間中に、商業規模の実証プラントを対象とした基本設計(FEED)を含む要素技術開発を進める。三菱重工は北海道電力の協力を得て、アンモニア関連プラントの建設実績を活かしてプラント仕様を確定する。日本触媒はアンモニア分解触媒の耐久性検証を中心とした要素技術の開発を推進する。
水素サプライチェーン構築に向けた事業体制
図版の出所:三菱重工業 発表資料
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