エア・ウォーター=CO2をオフセットしたグリーン産業ガスを販売開始
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エア・ウォーターは30日、製造時の二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロとした産業ガス製品「グリーン産業ガス」について、第三者機関による検証結果が得られたと発表した。
同製品は1月に発表され、4月からグループ会社での使用を開始するとともに、第三者機関による検証を進めてきた。今後は外販を展開する。この「グリーン産業ガス」は、エア・ウォーター・ガスプロダクツの枚方工場で生産されている液化酸素、液化窒素、液化アルゴンで、いずれもタンクローリーで供給される。同社が保有するバイオマス発電所による環境価値を非化石証書として活用し、ガス製造時の電力由来のCO2をマスバランス方式で相殺した製品となる。購入企業は、従来の産業ガスの代替としてグリーン産業ガスを使うことで、「スコープ3」における温室効果ガス(GHG)の削減ができる。
エア・ウォーターは兵庫県赤穂市、福島県いわき市、福岡県京都郡にバイオマス発電所を保有しており、今後も自社グループのバイオマス発電所の環境価値を活用していく方針だ。
エア・ウォーターグループが保有する主要なバイオマス発電所
図版の出所:エア・ウォーター 発表資料
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