三菱化工機=太陽石油SAFプラント向け水素設備の基本設計を受注
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三菱化工機は10日、太陽石油が沖縄事業所に新設するSAF(持続可能な航空燃料)大規模生産設備向け水素製造装置の基本設計(FEED)業務を受注したと発表した。2028年度末までの設備完工、2029年度から年間20万キロリットルのSAFおよび軽油代替の次世代バイオ燃料「リニューアブルディーゼル」の供給開始を目指す。
SAFの原料となる植物油や動物油は、酸素を多く含み不飽和結合も多いなど、そのままではジェット燃料の規格に適合しない。そのため、水素を用いて酸素成分を除去しつつ分子構造を整えることで、航空燃料として求められる高品質な炭化水素に変換できる。
三菱化工機は1964年に水蒸気改質法による水素製造装置の国内1号機を手掛けて以来、60年以上にわたり水素や石油などのエネルギー関連プラントを建設してきた。太陽石油のSAF製造事業は、経済産業省の「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(SAFの製造・供給体制構築支援事業)」に採択されている。
太陽石油沖縄事業所
写真の出所 太陽石油提供
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