東証=Jクレジットの相対取引を支援する新決済サービス開始へ
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東京証券取引所は、カーボン・クレジット市場の参加者が市場外で成立させた売買について、売買内容の照合から資金決済、クレジット移転までを同市場の売買・決済システムで処理する「カーボン・クレジットOTC取引決済サービス」を開始する。2025年12月26日に発表し、2026年3月から導入される。OTCは「Over The Counter」の略で店頭(相対)取引を意味する。
カーボン・クレジット市場は、流動性の集約と価格公示機能の向上を狙い、クレジットの創出方法論ごとに売買方法を標準化している。一方、買い手が企業価値の向上や特定地域の支援などを目的に個々のクレジットを指定して取引する場合、相対取引として売り手と買い手同士で契約や受渡しの手続きを行う必要があり、実務が煩雑となる問題点があった。新サービスにより相対取引の決済実務を取り込み、取引の利便性向上とGX(グリーントランスフォーメーション)推進への貢献を図る。
対象は、売買区分が「森林」に属するJクレジットに限られている。その他の区分については、参加者ニーズなどを踏まえて検討するという。売り手・買い手の双方が同市場の参加者であることが利用条件。サービス提供時間は8時〜11時29分、12時30分〜14時59分で、提供日は対象クレジットの売買立会日と同じとなる。利用時は、相対取引で成立した取引内容を売り手・買い手がそれぞれにシステムに入力する。入力情報が一致した場合に東証が利用を承認し、売買代金とクレジットは東証口座を通じ、市場内取引と同様に決済するしくみ。当面の間は照合手数料と決済手数料はいずれも無料としている。
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