INPEXと大阪ガス=長岡でeメタン実証開始、天然ガス導管注入も成功
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INPEXと大阪ガスは24日、新潟県長岡市のINPEX JAPAN長岡鉱場・越路原プラントに隣接して整備したCO2メタネーション試験設備で実証運転を開始したと発表した。両社は20日、同設備で製造した合成メタン(eメタン)の一部を天然ガスパイプラインへ注入した。
両社は、CO2メタネーションとして世界最大級の設備と位置付けている。この実証では、越路原プラント内で分離・回収した二酸化炭素(CO2)を原料にeメタンを製造する。試運転では、技術開発目標としていたメタン濃度96%のeメタンを確認したとしている。試験設備のCO2処理能力は400ノルマル立方メートル/時で、年間の都市ガス消費量換算で家庭用約1万戸分に相当する。
両社はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業として、2021年から都市ガスのカーボンニュートラル化を見据えた技術開発を進めてきた。2023年から試験設備の建設を進め、建設工事と試運転を経て実証段階に入った。なお、同設備は2026年1月27日付で、クリーンガス証書制度におけるクリーンガス製造設備認定を取得している。
都市ガス業界では、既存の液化天然ガス(LNG)・導管・需要家機器などのインフラを活用できる脱炭素燃料としてeメタンの社会実装を進める。日本ガス協会は「アクションプラン2030」で、2030年度にeメタンやバイオガスの1%供給を目指す方針を掲げた。大阪ガスと東邦ガスも、米国ネブラスカ州のeメタン製造プロジェクト「Live Oakプロジェクト」に参加しており、2030年度にeメタン1%導入を目指す取り組みを進める。
長岡市の試験設備の空撮写真(2025年6月時点) 図版の出所 大阪ガス 発表資料
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