出光=米新興に出資、排水処理によるCO2除去クレジット創出へ
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出光興産は15日、排水処理設備を活用した二酸化炭素(CO2)除去(CDR:Carbon Dioxide Removal)事業を手掛ける米国スタートアップのCREW Carbonに出資したと発表した。将来的な国内導入や海外展開も視野に、CDRビジネスの実現性や事業性を共同で検討する。
CREWは、下水などの排水に溶け込んでいるCO2を、石灰石などのアルカリ性鉱物と反応させ、重炭酸イオンとして長期間固定化することで、大気中のCO2を削減する「WAE(排水アルカリ度増強)」技術を展開している。2025年には、米認証機関アイソメトリックから同技術による世界初のカーボンクレジット認証を取得した。
同技術は、既存の排水処理設備に炭酸カルシウムの注入設備などを追加することで導入可能で、大規模設備を必要としない点が特徴。出光は、日本が石灰石の主要生産国である点に着目し、国産資源を活用した低コストCDRの展開可能性を探る。
CDR市場では、企業の脱炭素需要を背景に高品質クレジットへの関心が高まっており、CO2除去量を測定・検証するMRV(測定・報告・検証)技術も課題となっている。出光は、今後もスタートアップ投資を通じて、CO2の削減となるネガティブエミッション分野の事業開発を進める方針だ。
CREW Carbonの排水処理施設におけるCDR技術イメージ 図版の出所 CREW Carbon 発表資料
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